
日進電子が選ばれる理由は何かを
意識していきたい
入社21年目
取締役技術統括 谷村雅史
産業用照明のメーカーはたくさんありますが、その中で日進電子工業が選ばれるのは何故か?を常に意識しています。
機能、コスト、安定動作などポイントはたくさんありますが、実際に利用しているユーザーから見て満足できるものかどうかが重要と考えています。
世の中から要望されたものを自分たちで実現できるのであれば、それが照明以外のものであっても、柔軟に対応しながら成長点を築いていければ良いと思います。
入社21年目、私のキャリアストーリー
私は2003年12月の中途入社なので、今年で21年目になります。
1社目は通信系の建設会社に勤めて伝送装置の設置試験や施工管理が主でした。その後転職して外資の通信機器メーカーで2、3年、テクニカルサポートエンジニアとして働いていました。
学生時代はちょうど携帯やPHSが出てきた頃でしたので、電子工学科でしたが回路技術よりもっぱら通信関係に興味を持ち専門にしていました。
日進電子に入ったきっかけ

通信系のメーカー時代は、世界最先端の装置に携わる仕事ではありましたが、テクサポですのでトラブル対応とその報告が主な業務でした。根本原因など詳しい内容を解析する立場にはありませんでしたし、十分な回答を本社から得ることができない場合も多々ありました。そのため、自分で納得できない内容をユーザーに報告することもあり、エンジニアとしては歯がゆい気持ちがありました。
そんなときに日進電子工業を知る機会があり、世界最先端、というほどのハイテク技術ではないのですが、しっかりとした独自の技術があり自社製品を一から作り上げているところに惹かれました。入社してみると、不具合や満足いかない部分があれば話し合いながら「じゃ、ここを直そう」という具合に完結できる。それがものすごく面白く、魅力に感じているところです。
日進電子工業の特徴

小さいながらも自社ブランドを持つメーカーになります。ユーザーの困りごとを解決するためのモノを創意工夫しながら自社製品として作るわけですが、そのなかで多くの工程に責任を持ってものづくりができるのです。大きなメーカー勤めのエンジニアだとすべてを受け持つということは難しいと思いますが、それができるところが特長です。
オリジナリティも大切です。特にキセノン・フラッシュなどは独自のものがあります。 技術開発する際にも何か参考にすることがあったとして、それをただのコピーはしたくない。やはり何かオリジナルを入れて少しでも良い製品にする。そこのこだわりがあるとよりよい自社製品に結びついていくのだと常々思いながらやっています。
また、特徴としては製品担当制をとっています。入社3年目の社員などでも、少しずつ担当するものを増やしながら「あなたが責任者です」と。それは部分的な組み立てではなく、部品を揃えるところから組み立て・調整・試験まですべて任せるという形になっていますので、自分が一体何の部品を作っているのかわからない、という事はありません。
私が期待するのは、その若手が一つの製品を受け持って、その製品の全てのことに関して「自分になんでも聞いてくれ!」と言えるような状態にしたいのです。 社内には多くの電子部品があり、昔の秋葉原のラジオデパートのような雰囲気の中で、色々と試行錯誤しながら一つのものを楽しそうに作ってる姿はたのもしいです。 当然問題にもぶち当たることもあります。それでも、頭を悩まして必ず方法があるはずと試行錯誤し、実際に解決出来たときの喜びは何事にも換えがたい瞬間だと思います。
働く環境、雰囲気について
私が入った頃からみると少しずつ変わってきました。本当に良い雰囲気の会社になりました。20年前当時も社長がいて職人がいるみたいな町工場的なアットホームでよい感じでしたが、今は人が増えて体制も変わってきましたし、色々な形で組織としてまとまりを持っています。
それと、近年は一応「部活」とそれぞれ自称している活動があるんです。 私は「釣り部」です。元々は私が会長にお誘いいただいて海釣りに行っていたのですが、次第に人が増えて今は6、7人で東京湾のアジ釣り楽しんでます。
あとは「キャンプ部」「園芸部」「マラソン部」などの活動もありますが、基本すべて自由参加なので、強制もしないかわり、お世話もしない…。
気ままな感じでやってます。
技術習得について

入社後には各種OJTを行いますが、簡単なパーツを組み立てるところから始まり、次第に製品全体を製作していきます。その中で電気的なつながりや電子部品の動作などを理解していくことが技術習得の近道になります。電源装置や照明は難易度の高いものから簡単なものまで多くの種類があります。まず簡単な製品をその通りに作ってみる、その通り作ってみたところから少し仕様を変えてみる(例えば特注品)。という流れで動作を少しずつ覚え、知識を増やしていくのです。電気の知識が全くゼロからですとハードルが高いと思いますが、ある程度電気のことを学んだ人であれば入社してから順に覚えていくことが可能です。 弊社で使う電子部品は比較的大きな部類ですが、それでも細かい作業ですので手先の器用さは大きなポイントとなります。
普段心がけていること〜アイデアと粘り強さ〜
自社設計・開発する独自のメーカーですので、常にアイデアを持つことを大切にしています。小さなことでも改良点がないかという目線で常にものを見ていく、その場に満足しないということです。職人さんは何か不都合があっても手先の器用さでカバーしてしまう面があります。設計者はその不都合さをアイデアで効率に変えてくという目線を持つことが大切なのです。
特注品の場合は、お客様の意を汲んで形にすることが非常に大事です。お客様が考えているものと自分の想像したものが合致していなければなりません。何かの課題に困った末に日進にお問い合わせいただいているわけですから、必ず何か方法があると諦めないでトライします。もう解決法がないのではないかと不安になることもありますが、色々やっているとふとアイデアが出てくる。その粘り強さはとても重要です。
製品寿命が長い
日進電子工業の製品はリリースしてからの寿命が長く、ご購入いただいて5年、10年で生産・販売終了ということはまずありません。設計する際は、20年経っても修理ができるものを意識して設計します。ときには30年物が修理に来ることもあります。特殊な部品を採用して設計すると、それが入手できなくなると対応できないため、なるべく汎用的なもので設計するように心がけています。
そうすると10年経っても別の汎用品で置き換えられる。20年経っても修理できますと言えるところが強みになるのです。
今後やっていきたい事
課題としては技術の継承です。特にキセノン・フラッシュの技術をしっかりと継承していくこと、それとはまた並行して、我々が今持っている技術を20代、30代の方に継承していきたい、そしてその流れをしっかり確立していきたいと思います。
キセノン・フラッシュランプのメリットは光量が大きいことと、スペクトルが太陽光に近いこと。この点ではなかなかLEDに置き換えられないケースが多く残っています。
キセノン・フラッシュは、1000V程度の高圧を作ってコンデンサにチャージし、発光させてまたチャージして発光させて…が、1秒間に100発とか1000発とか、そのチャージと発光の繰り返しの技術がオリジナルな技術なんですね。他のメーカーの多くが撤退しているので、なおさら必要とされる場面が多くなっています。
もちろん、新しい光の技術、新しい製品の柱を作っていくことも大切です。

入ってくる新人に
エンジニアとして自分が設計し製作した物がカタログに載り、そんな製品が1つ2つと増えていくということを経験してみると、素直に嬉しさと楽しさを感じます。これから入社する方ともそんな経験を共有していきたいです。 カタログに載っているものを設計したのは私なんだ、って言わせてあげたいですね。
新卒の方へ
物を作る楽しさがある会社です。1から10 まで自分の手でやり遂げられる会社というのはものづくりをしている大きなメーカーではなかなかないと思います。実は想像以上に自分の身の回りの物の中に、コレも?コレも!というくらい色々なところで日進電子工業のランプの光を浴びた商品が溢れています。世の中の役に立っているものがたくさんあり、やり甲斐も十分に感じてもらえる仕事だと思います。大手にはないこの規模だからこそできることを、一緒に頑張っていきましょう。